カテゴリ:コンクール



2023/04/13
始業式や入学式、期待に胸が膨らむ春。モチコピアノスクールでもレッスンがスタートしています。警固教室ではレッスン室のレイアウト変更を行いました。日本の都市部でピアノ演奏のための環境を整えるのは大変ですね。部屋の広さをとるにも、防音するにもコストがかかりますし、無理に防音にしてしまうと響が失われ音が死んでしまいます。ヨーロッパで音楽教育を受けた経験から、音環境の豊かさは良質なレッスンをする上で一つの重要な条件だと思っています。そこで、今回の変更では出来る限り広さを確保しました。空間が広くなったことで少し残響音も感じられます。レッスン室にはグランドピアノを2台設置。幼児期からの丁寧な指導に加え、上級者向けのコンクール対策、音大受験指導にも力を入れていきます。ピアノの周りには6名まで座れる子供用机と椅子を配置して、ピアノとソルフェージュを組み合わせたグループレッスン仕様になっています。「ピアノを習っているけど、楽譜が読めない」といった問題に対して、新しいレッスン形態でより楽しく、より基礎力を確実につけるレッスンを提案します。すでに4月からグループレッスンはスタートしていますので、ご興味のある方はお問合せ下さい。
2022/12/19
一段と寒くなり、いよいよ年の瀬が近づいております。先週より警固教室にグランドピアノを2台設置しました。2台にすることで、左右のアンサンブル、声部ごとの練習、音を聴いて直ぐに再現するなど、レッスンの幅が広がります。そして、更に重要な点は生徒専用のピアノがあることで自立したレッスンが可能になったこと。モチコピアノスクールは来年で創業10周年を迎えます。通いやすく質の高いレッスンが出来るように改革を行います。環境面ではグランドピアノ2台設置に加え、4月以降には現状18帖ほどのレッスン室が35帖に拡大します。都市部にあって珍しい音楽環境です。また、レッスン制度面では個人とグループの2スタイルをご提供します。特に小学1~6年生まで安定して最適な時間帯に通って頂けるように工夫しました。年初にはホームページ上でもご案内致しますので是非ご覧下さい。

2022/05/05
昨年、ワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクール。LIVE中継でショパンの音楽とその多様な演奏に触れて、生徒達も刺激を受けた様子でした。今年は何名かの生徒と一緒にショパンコンクール...
2018/09/08
今回はコンクールを活用してやる気を引き出す方法について考えてみます。コンクールにチャレンジすると目的意識を持つ、練習量が増えるといった良い効果があります。実際に生徒達の様子を見ていると、練習量は2倍くらいに増える傾向がありますし、夏休み期間は3倍くらいになる場合もあります。一生懸命に練習した結果、賞をもらえたりすると自信に繋がり、ピアノへのやる気も湧いてくるでしょう。ここまで聞くと、いいことばかりのように見えます。ところがメリットがある反面、心配なこともあります。 他者と比較されることで自信を失う、練習超過の反動で燃え尽き症候群になってしまうなど、コンクールがネガティブに作用することもあります。人は評価されることを望む生き物。これから伸び盛りの時期を迎えるのに、音楽への興味を早々と失ってしまうのは残念なことです。 そんな反動を防ぐために、私達はコンクールを申込む前に「審査結果がダメでも落ち込まない」という宣言をさせています。教育的な視点に立てば評価に関わらずコンクールを通して成長することが一番大切なのです。 では、どうすればやる気を引き出すことが出来るのでしょうか。 私達はコンクールを自立への一歩と位置づけるようにしています。例えば、基礎をしっかり鍛えるためにバッハやブルクミュラーが課題曲のコンクールを受けよう。弾いてみたかった曲にチャレンジするために自由曲で受けられるコンクールにしよう。譜読みの力を鍛えるために複数課題曲のコンクールを選ぼう。このように目的意識をはっきりさせることで、自立を促すことが出来ます。 ピアノの練習だけではなく、作曲家や曲の背景について調べてみることも重要です。作曲家の伝記を一冊読む、課題曲と同時代の曲を5曲仕上げてみるなど、モチベーションを高めるアイディアを考えてみて下さい。ピアノレッスンは長期戦ですから、息の長いやる気の引き出し方がカギになります。コンクールを検討されている方は是非今日のお話を参考にして下さい。

2017/09/24
スクールの講師がピアノコンクールの審査員を務めます。 10/3 日本クラシック音楽コンクール 福岡本選 11/5 九州国際バッハコンクール 福岡予選...

2016/10/21
①チャレンジピース②譜読みし易い曲③お気に入りに星印をつけています。地区大会の課題曲、遺作のワルツ2曲は、技術的には入り易い曲だと思います。小さな手でショパンのエスプリに触れられる貴重な曲です。パデレフスキ版には載っていませんが、全音から出ている遺作集には収められています。Op.70-2、小学1〜2年にしては大人っぽい曲だと思いますが、素敵な曲です。グリンカとブルグミュラーでも参加出来ます。
2016/05/03
D級では読譜力と曲を弾きこなす技量が求められます。4曲を並行して練習しなければいけませんから、時間の確保も大きな課題になります。バッハは音楽的にどれも素晴らしい作品です。難しいのはフランス組曲5番ジーク、シンフォニア12番。複雑なポリフォニーが苦手な人は、ヘンデルのファンタジアという選択肢もあり。クラシックではモーツァルトのソナタがチャレンジになると思います。テーマの捉え方が非常に難しく、意見の分かれやすい曲だと思います。ハイドンとベートーヴェンは対照的な曲が選曲されています。ロマン派。エチュード系とそれ意外の3曲に分かれていますね。D級の年齢ではショパンエチュードに達していない方が多いと思いますから、あえてエチュードを弾く必要はありません。華やかなショパンのワルツ。内向的で詩的なシューマン。悲哀に満ちたチャイコフスキー。歌のタイプが異なる3曲から選べるようになっています。個人的にはシューマンがおすすめ。近現代ではドビュッシーが難易度高めです。ただ、ショパンエチュードのように手が完璧に出来上がっていないと上手く弾けない、というわけではありません。好きならば、是非チャレンジしてみましょう。注目はプロコフィエフの夏の精。ロマン派には見られないプロコフィエフ独特のシニカルな詩情が感じられます。シンデレラについてはこれからレッスンで取り入れていきたいですね。さて、B、C、D級と分析をしてきましたが、あくまで参考までに。音楽への興味を絶やさずに、練習頑張って下さい。 A=易しい B=中くらい C=難しい

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