クリスマス発表会 心の成長が大切

2学期の終業式を迎え、ほっと一息です。子供達はサンタクロースのプレゼントを楽しみに眠りについたでしょうか。毎年恒例のクリスマス発表会を無事終えました。日頃の練習に加えて、冬休み前にもうひと頑張りしました。ご家族、お友達にもたくさんお越し頂き、出演者達はほどよい緊張感のなかステージ経験が出来たと思います。

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【ヨーロッパのピアノ教育に学ぶ】スキルアップ講座を終えて

講師向けのスキルアップ講座。外部の先生方をお招きして初めての試みでしたから、喋りも少し緊張しましたが、何とか終えました。

 

自分の中で話す内容はまとまっていたはずが、いざ聞き手に伝えられるように、論点をまとめ始めると意外と難しいことが判明します。昨日の夜中までレジュメと譜例の編集に追われることに。講座の内容は、ドイツ語圏で幅広く使用されている伝統的な教本「DIE RUSSISCHEKLAVIERSCHULE 1」の収録曲を分析して、ヨーロッパのピアノ教育の理念やメソッドについて学ぼう、というもの。私がレッスンを行う上で大切にしているポイントはヨーロッパの音楽教育に由来している所が多く、日本でも紹介したいと常々考えていたのです。ヨーロッパの音楽教育はアメリカや日本とは対照的な立場をとっていると思います。その教育の柱は音楽性と技術の両立です。

 

「幼い子供が弾く易しいメロディーも、音楽的に弾かれるべきである。

そのためには、どうレッスンしたらいいだろう?」

 

この最初の問いに対して、教本を分析しながら解説しました。「良さは理解できるけれど、幅広く導入するには難しそう」「先生の技量が試される」「思い当たる生徒さんがいるので、試してみたい」など、感想は様々。私にとっても、いい勉強会になりました。

生徒さんからの手紙 from 北海道 and Paris!

4月に転勤のため北海道へ引っ越した生徒さんからお便りを頂きました。モチコピアノスクールの一期生だった双子の兄弟。4才でピアノを習い始めた当初から、しっかりと意思をもった子たちで、発表会の曲選びの時などは「これが弾きたい」と譲らなかったのをよく覚えています。お母様も大変な音楽好きです。バッハやシューベルトの曲を熱心に練習されており、子供たちの後にはお母様のレッスンをさせて頂いていました。新天地で新しいピアノの先生のもとスタートし、元気に頑張っている様子。先月開催されたスタインウェイジャパン主催のピアノコンクール北海道大会で入賞したと書かれてありました。初めてのコンクール挑戦を経て、また一回り成長したようです。添えてあった写真はすっかり少年の顔。

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イタリアンバロックLive!福岡出身のリューティスト太田さんが演奏

ドイツ、フランクフルト在住のギタリスト、リューティストである太田耕平さんのコンサートに行ってきました。クラシックギターを学ぶべく7年間をイタリアで過ごし、その後はフランクフルト音楽大学でリュートとバロックギターの研鑽を積んだ国際肌の音楽家です。同時期に私もドイツとオランダで過ごしていたので、お互いの留学先を訪ねた事もあり大変懐かしい思いで昨日のコンサートを聴きました。

 

太田さんらしい演出と質の高い演奏に感激しました。もともとバロック音楽が好きだったこともあって、コンサートの案内を頂いた時には「これは聴きたい」と思いました。今回はバロックの中でも日本で取り上げられることが極めて少ない初期イタリアバロックにスポットを当てたコンサート。中国出身、フランクフルト在住の素晴らしい演奏家、キュイ・ホンシャさん(バロックバイオリン)リー・ファンさん(バロックヴィオラ・ヴィオリン)との共演です。

 

プログラムの紹介文から引用させて頂くと、初期バロックは「分かりやすく」「より人間らしい」音楽が花開いた時代だったとか。コンサートではスクリーンの配色、衣装、トークなど、ささやかな演出が施されていて、そのちょっとしたこだわりが音楽を新鮮で鮮やかなものに引き立てていました。曲はほとんど無名といっていい作曲家によって書かれたもの。ところが、どの曲も実に生き生きとしていました。一人の芸術家の作品というよりは、当時の人々が喜怒哀楽のままに歌い踊っていた姿が浮き彫りなる音楽。

 

「イタリアンバロック LIVE」新しい音楽の愉しみを発見した一夜となりました。福岡市東市民センターホールにて、小学1年生の生徒さんも一緒に(写真)。

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11/19(木)藤島彩先生が出演する室内楽コンサート

芸術の秋。木々が赤く染まり始め、穏やかな晴れ間が続いています。落ち着いて音楽に耳を傾けるのには最高の季節です。

 

11/19(木)あいれふホールにてモーツァルトとチャイコフスキーのピアノトリオを一夜で楽しむコンサートが開催されます。「偉大なる芸術家の思い出に」ウィーン古典派の天才とロシアロマン派の巨人。二人の個性的な作曲家を対比させた、意欲的なプログラムです。今年からモチコピアノスクールで教えている藤島先生がピアニストとして出演されます。子供達にはこの機会にヴァイオリンやチェロの音色にも触れて、ピアノとのハーモニーを体験して欲しいです。家族でお出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

三上亮(ヴァイオリン)金子鈴太郎(チェロ)お二人とも国際的なキャリアを踏んだ実力派です。藤島先生との息のあったアンサンブルに注目です。

ピアノ講師向けスキルアップ講座と座談会を開催します

ピアノ講師向けのスキルアップ講座のご案内です。「ヨーロッパのピアノ教育に学ぶ」をテーマにお話したいと思います。

モチコピアノスクールではドイツをはじめ、ヨーロッパ圏で幅広く親しまれている教材や指導法から多くのアイディアを得てレッスンを構成しています。ヨーロッパの教材からピアノ教育の大切なポイントを汲み取って、レッスンの現場でどのように生かすことができるのか、皆様と一緒に考えます。講座の後には「ピアノの先生 座談会」を予定しています。練習嫌いな生徒への接し方、コンクールの選び方、生徒募集の方法、発表会の運営について、意見交換をしたいと思います。

 

11/26(木)11:00〜12:30

会場:モチコピアノスクール 警固教室

前半「ヨーロッパのピアノ教育に学ぶ」講師:望月

後半「ピアノの先生 座談会」

参加費無料

 

参加申し込みはこちらからお願いします。

17th ショパンコンクール オンエア

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ソルフェージェット 日本バッハコンクール課題曲 5-6年B

バロックの音楽にこそロマンがあって素敵だな、と思います。ロマン派の音楽には芸術家その人の個性が作品に投影されていますが、バロックでは多くの職業音楽家たちが様式の中で自由に音を操り、酔いしれ、楽しんでいたのだろうと思いを馳せるわけです。初心者でも親しめるものが、探せばどんどん出て来るのも嬉しい。王道とされるバッハのインヴェンションの他に、全音楽譜から出版されている「プレインヴェンション」はレッスンで重宝しています。J.S.バッハ、C.P.E.バッハ、W.F.バッハ、モーツァルト親子、ヘンデル、テレマンなどの大御所はもちろんのこと、ネーフェ、トュルク、キルンベルガーなどによるバロック時代の小曲が収められているアルバムです。上品で、ヨーロッパ宮廷の雰囲気をまとっています。

 

今は第六回バッハコンクールの課題曲のソルフェージェットを勉強中。ソルフェージュという言葉に「練習」「訓練」といったニュアンスが含まれます。テクニック面では指の俊敏さと強さが必要な曲ですから、恐らくその意味あいからのネーミングだと推察出来ます。曲想はトッカータ風。ダイナミックで技巧的な曲です。コンクールに限らず、普段のレッスンでも非常に有益な課題になると思います。

お絵描きで譜読みの練習

習い始めたばかりの生徒さん、4才。椅子に座り鍵盤を使った練習が終わると、大好きなお絵かきの時間です。みんなのお家を作ろう。1階は何の部屋、小さい部屋はいくつある?いろいろな質問に元気に答えてくれます。指がまだ弱くて鍵盤が押せなくても譜読みの練習は4才からスタートします。2ヶ月目でド〜ファまで、いろいろな順番で書いて歌えるようになりました。このように3〜4才のピアノレッスンではお絵かきをしながら、数、形、平面上の位置関係などを学んでいます。お母様は集中力が続くか心配だったようですが、次第にピアノの前に座る時間も長くなってきました。あと一息で波に乗れそうです。

ショパンコンクール in アジア 3・4年課題曲(モシュコフスキー作曲:タランテラ)

ショパンコンクール in アジアの課題曲について少し解説してみます。3〜4年生部門ではショパンの子犬のワルツop.64-1がリストに入っています。子犬のワルツは手が小さくても上手く弾けますし、ショパンらしいエレガントな表現を学ぶのに適した課題です。技術面では特に右手の俊敏さと左手の伴奏法が鍛えられます。技巧的で聴き映えするという点でモシュコフスキーの「タランテラ」も良いと思います。楽譜を見てみましょう。

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小さなピアニストのための小曲集〜ショパン時代の作曲家達〜

「ショパンコンクール In アジア」の準備のために、新しく楽譜を購入しました。今年は高学年生達がチャレンジすることになりました。世界的ピアニスト、ツィメルマンを育てた先生として有名なヤシンスキ教授が監修したポーランドの小曲が集められています。遅いテンポの曲、速いテンポの曲がバランス良く配置されていて、マズルカやポロネーズの他にタランテラ、メヌエット、コルトダンスなど舞曲のスタイルも豊富です。ポーランド的な情感を若いうちから体験できる素晴しい内容になっています。ショパンの音楽はいまでも世界中を魅了して止みませんが、私もショパンを初めて弾いた時には、これまでに感じたことがない憂鬱な雰囲気とピアノの響きの華やかさに感激したものです。子供達にもショパンのエスプリを感じて欲しい。とは言え、ショパンの曲は難易度が高くそう簡単にはいきません。「ポーランド小品集」には子供たちにも手が届きそうな良曲が多く収められています。ショパンコンクールを受ける目的だけではなく、日頃のレッスンの課題にも取り入れたいと思います。以下、収録曲です。

 

1.ポロネーズ(オギンスキ)

2.マズルカ(オギンスキ)

3.コルトダンス(マリア・シマノフスカ)

4.ガドリーユ(マリア・シマノフスカ)

5.ポロネーズ(マリア・シマノフスカ)

6.ポーランド舞曲(マリア・シマノフスカ)

7.ショパン風マズルカ(クログルスキ)

8.ポロネーズ(モニウシュコ)

9.受け答え(レシュテツキ)

10.ロマンス(レシュテツキ)

11.メロディー(ザレンプスキ)

12.タランテラ(モシュコフスキ)

13.メヌエット(モシュコフスキ)

14.古風に(スタトコフスキ)

15.クラコヴィアク(カロル・シマノフスキ)

福岡女学院のバッハ音楽会

夏休みもあと少し。皆さん、新学期の準備は整いましたか?

 

8/30(日)13:00 アクロス福岡にて福岡女学院主催バッハ音楽祭が開催されます。入場無料

 

夏休みの最後に、子供達とお出かけしてはいかがでしょう。福岡女学院の学生さんを中心に、ピアノ、合唱、ハンドベル、ヴァイオリンなど色とりどりのコンサート。ハンドベルはスクールのイベントでいつかチャレンジしてみたいな、と思ったり。

熱い夏休み ピティナC級地区本選へ

暑い日が続きます。今日も外へ出て2、3分歩いただけで汗が流れ出る猛暑。そんな中、生徒さんたちは休まず通っています。練習も普段より多く頑張っています。

 

夏のソルフェージュクラスが土曜日に2クラス開講しました。初めての聴音に取り組んでいます。日曜日のクラスは随分慣れて小学生ながら流石の貫禄。集中力も安定しています。ピティナコンペティション、ドルチェピアノコンクール、グレンツェンコンクールにチャレンジする生徒達。小学校高学年にもなると、子供達の表情が引き締まってピアノもぐんっと上達してきます。今日のレッスンではピティナの地区本選にむけて2人が奮闘中。熱いピアノの夏が続いています。

 

おさらい会が終わり夏休みに突入!

7/20(月)海の日は一学期の締めくくり、おさらい会。4月に以降に入会された子供たちにとっては記念すべきデビュー。夏のコンクールを受ける上級生にとっては大事なリハーサルの機会でもあります。成長が実感できる一方で、これからの課題もはっきり見えてくるので、学期ごとの集まりは大事にしています。弾く順番はじゃんけんとあみだくじで。紙のプログラムはなく、それぞれマイクを持って名前と曲を自分で紹介してからの登場です。みんな自己紹介からお辞儀までの流れが個性的なこと。プログラムが終了した後には音楽まるばつクイズ。ピアノに関する知識や、作曲家、童謡のストーリなどをもとに10問を出題しました。親御様たちも、ふむふむ、と言った顔で参加して下さいました。「キラキラ星」のふるさとはアメリカである。まるか、ばつか。いかがですか?童謡には国の文化や教育への価値観が反映されているものが多く、改めて調べて勉強になりました。

福岡女学院幼稚園 親子コンサート

先日、福岡女学院で催された「親子コンサート」に行って来ました。幼稚園は学園の敷地の中にあり、緑に囲まれた素晴らしい環境。園庭も広々として、走り回って遊ぶ子供たちの姿が印象的でした。校門を通って幼稚園まで新緑のアーケードを通って行きます。「歩こう〜歩こう〜」と歌いたくなる散歩道。音楽会のプログラムには、トトロの散歩やアナ雪などもあり子供たちは大喜びでした。中にはじっと静かに聴いている子もいて、感心。案内して下さった先生のお話では、この季節には裏山になっているすももが旬を迎え、子供達も楽しみにしているとか。秋には園のすぐ隣のどんぐり山で焼き芋も。 小さなお子さんがいらっしゃる方は是非一度足を運んでみて下さい。

ピティナ課題曲 B級 手拍子そろえて(クロツキン作曲)

ピティナB級の課題曲からクロツキン作曲「手拍子そろえて」を少し解説したいと思います。「手拍子そろえて」はリズムが軽快な子供らしい曲です。譜例を見ての通り、4分の2拍子でメロディーは左手が担っています。

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ピティナ課題曲 C級 ソナチネ(バルトーク作曲)

2015年度ピティナコンクール課題曲の中から、5〜6年生の課題曲バルトークのソナチネについて少し解説したいと思います。予選では近代・現代を弾かなければいけません。譜読み慣れしていないと近現代の複雑な楽譜に戸惑ってしまうけかもしれませんが、技術的には程よく、音楽的な良曲だと思います。モチコピアノスクールからはC級の予選に3名が参加する予定です。「柿の種」湯山昭作曲、「ソナチネ」バルトーク作曲の2曲を推したのですが、生徒達たちはソナチネのダイナミックでカラフルな音色が気に入ったようで3人ともバルトークを選曲しました。

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けやき通り音楽祭

並木道に緑のアーケードができる新緑の季節。やき通り音楽祭の季節。メインゲストはチェリストの藤原真理さん。6月13日あいれふホールにて福岡市美術館で開催される三浦一馬さんバンドネオンコンサート他、けやき通りのお店で連日行われる街角ライブにも注目です。お気に入りのアーティストに出会えるかもしれませんね。涼しい風と木漏れ日の中、通りから聴こえてくる音楽。想像すると涼しい風が吹いてきた。是非この機会にお出かけください。

 

http://ongakusai.keyaki.st/

音楽表現練習へのピアノ小曲集 バイエル併用

2015年度のピティナの課題曲(C級)でシュモールのポロネーズが取り上げられたのでこちらのシリーズを1〜3巻まで揃えました。曲数が多く一巻だけでもかなりのボリューム感があります。その分音符が小さく、譜読みの習慣がないレスナーには使いずらいかもしれませんが、私としては内容量が多い教材は嬉しいです。幼児期のピアノレッスンでは、第一に音楽的なエッセンスが盛り込まれた作品をたくさん学ぶべきだと思います。選曲の特徴は古典を中心に、歌、オーケストラの編曲も含めたメロディーの美しい曲が多く集められています。

今使っている輸入教材ではロシアや東欧の曲が多いので、時折こちらのシリーズの一巻から抜粋するのもよさそうです。

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4/24 ピアノリサイタル FFGホールで開催

スクール代表、望月未希矢によるピアノリサイタルがFFGホールで開催されます。発表会を終えてほっとしたのも束の間、レッスンの合間を縫って練習、練習の毎日です。

 

4/24(金)19:00~

FFGホール(福岡銀行大ホール)

 

「月の光」などドビュッシーの名曲とシューベルト晩年のソナタを演奏します。素晴らしい音楽を皆さんと共有出来たら、と頑張って準備に励んでいます。少し大人っぽいコンサートですが、ピアノを習っている子供達には是非聴いてもらいたいです。

 

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あいれふホール大発表会 躍動する才能

先日、あいれふホールにて第一回モチコピアノスクール大発表会が開催されました。

 

たくさんのご来場、ありがとうございました。

 

これまでに行ってきたおさらい会、クリスマス発表会とは一味違った緊張感、ワクワク、ドキドキ感が漂っていました。音楽で一番大切なことは、自分らしく表現してメッセージを伝えることだと思います。その意味を考えると、ピアノのレッスンはレッスン室だけで完結するものではないでしょう。やはり、演奏してこそ、生きた音楽なのです。発表会では当日のホールリハーサルも一人づつ行ないました。プレコースの生徒さんは、楽屋から舞台袖、ステージマナーに至るまで事前にチェック。入念な準備の甲斐があって、本番では全員が堂々とピアノに向かうことが出来ました。高学年の生徒達には、リハーサル中にアドバイスを与えました。本番を聴くと、この1日の経験でぐんっと伸びていることが分かります。本当に、子供達の才能は計り知れません。

 

長い音楽の1日が無事終わり一息つくと、ホール発表会を続けていくのは色々と大変なことはあるけれど、来年もみんなの演奏が聴きたい。そんな気持ちになっています。第二回が開催出来るように、日々のレッスンと教室運営に取り組んでいきたいです。

 

ご支援くださった皆様、本当にありがとうございました。

別れの季節

しだいに暖かくなり、けやき通りの景色も春めいてきました。ところが、PM2.5のおかげで今朝の福岡の空は真っ白。

少し風邪気味なのも重なって、朝からガラガラ声でのレッスン。日曜日は9時からレッスンスタートです。来週の水曜日にはあいれふホールで発表会があるので、生徒達は本番さながらに気合いの入った演奏を聴かせてくれました。午前の最後は高学年生対象の聴音・ソルフェージュのレッスンです。

このクラスの生徒達はピアノに熱い上級生なので、発表会では小さな子供たちの憧れの的。引き締まった表情で、音を聴いては楽譜を起こしていきます。始めてから半年が経ちましたが、驚くべき上達ぶりです。

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2015年 スタート!

新年、明けましておめでとうございます。お正月の福岡では近年では珍しく雪が降りました。雪だるまをつくれる程はつもらなかったのですが、外を見ると一面に雪の屋根が広がっていました。モチコピアノスクールでは4日に特別レッスンが行われ、大人の生徒さんが数名参加されました。皆さん、休み中は殆ど弾けなかったとはいえ、ショパンのバラード一番、グリークのホルベルク組曲、ベートーヴェンのソナタなど、素晴らしい演奏を聴かせて下さいました。

 

レッスン室の絵本コーナー。新年はこちらの本に衣替えです。明日からは通常のスケジュールでレッスンがスタートします。子供達から冬休みに遊んだ話を聞くのが楽しみです。今年も音楽と共に、生徒の皆様と共に歩んでいきたいと思っています。何卒、宜しくお願い致します。

クリスマス発表会 2014 Merry Christmas !

今年のクリスマス発表会の様子をお伝えします。出演したPreコースから中高生コースまでの生徒さんたち、みんな本当によく頑張りました。スペシャルゲストのケニー先生がクリスマスソング「We wish you a merry Christmas」を英語で指導して下さり、子供達はクリスマスのルンルン気分です。最後には今年も恒例の「きよしこの夜」ドイツ語バージョンを歌います。昨年歌って覚えている生徒さんもいてビックリ。厳かなドイツのクリスマス。

時々思い出すのですが、この曲を聴くと今年も穏やかに年を越せそうな気がします。

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クリスマスめんたい グループ結成も!?

イルミネーションで賑わう街のクリスマス、私たちは今夜もけやき通りのベニールカフェで楽しい音楽のひとときを過ごしました。第三回《クリスマスめんたいワルツ》には過去最多の18組23名が出演☆見学と合わせて40人の参加者でこじんまりしたカフェはいっぱいです。ちょっとお隣さんと近いですが、まあ、クリスマスなので賑やかに参りましょう。ピアノソロでは安定感を増す常連さんがいらっしゃる一方、今回はアンサンブルの輪も広がりました。

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めんたいワルツ 出演者決定!

あっという間に年の瀬になり、モチコピアノスクールでも慌ただしい日々が続いています。年内にイベントがあと二回あり、その一つが大人のピアノ交流会です。本番まで一週間を切りましたが、皆さん準備の方は大丈夫!?

 

12/20(土)第三回めんたいワルツに出演するのは18組23名のアマチュア音楽家。プログラムは毎回こんな感じで作っています。今回はモチコピアノスクールの親御さんたちが所属するコーラスグループも参加して下さるそうで、とても楽しみです。

【お勧めクラシック】ブラームス ハンガリー舞曲5番

しだいに朝晩が冷え込み、日本列島では紅葉シーズンを迎えます。ピアノ教室のスリッパは冬用にチェンジし暖房も稼働しました。みなさんの冬支度は整いましたか?

 

生徒さんたちの課題曲にも秋や冬を連想するような曲を取り入ています。ヨーロッパの中で特に東欧やロシアの作曲家の曲は独特の「暗さ」に包まれているのですが、子供たちは案外気に入って弾いてくれるんですね。「この曲の方が、きれいだから好き」「なんだか寒くなってきたよ」と言う子もいます。凍てつく大地の音楽。これもクラシックの魅力の一つ。

 

今日は秋〜冬に聴きたい名曲をご紹介しましょう。ドイツの作曲家ブラームスが書いた「ハンガリー舞曲5番」。ジプシー風のノリと荘厳なオーケストラの響きが融合したオーケストラの名曲です。

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ピアノを始める適齢期

小学校入学前の小さなお子様からのお問い合わせで、ピアノを始める時期について質問されることがあります。そこで、今回はピアノレッスンを考える上でポイントになる事を年齢ごとにまとめてみたいと思います。

 

0〜3才 音を体で感じて楽しむ時期

音の刺激は0才から受け続けています。情操面を考えると、なるべく良質な音を体験するのがいいと思います。アコースティックピアノ、木の楽器、そして何より一番いいのはお母さんの歌。リズム感(ビート)を養うことができる貴重な時期です。

 

4〜6才 歌と譜読みを徹底する時期

音程の感覚が定着してくるので、ドレミで歌いながら丁寧に譜読みをしましょう。数としてリズムを素早く認識できるようになります。(パターン認識)家庭でピアノを練習する習慣ができると、レッスンがスムーズに。

 

7〜9才 様々なスタイルの曲で楽譜に慣れる時期

まずは生活習慣→練習の習慣です。「つ」のつく年齢のうちまでに、とよく言われますが、ピアノレッスンも同じだと思います。この時期にピアノを始めても習慣ができていれば、グングン上達します。いろいろな曲を弾いて豊かな感性を磨いて欲しいです。

 

10〜12才 主体的にチャレンジする時期

自我が出始める時期に入りますから、「ピアノに通わせる」から、「ピアノに通いたい」に変わるといいですね。何事にも考えるヒントを与えることが大切だと思います。術面で飛躍的に伸びるゴールデンエイジでもありますから、弾きたい曲に挑戦しましょう。

 

「ピアノ弾きたいな」と思った時は、始め時だと思います。モチコピアノスクールでピアノの体系的なレッスンが始まるのは4才頃からです。宿題も少しづつ出ますので、親御様のサポートをお願いしながら皆さん頑張っています。

レッスンの息抜きに音楽鑑賞

今週のレッスンではこちらのスピーカーを使って、音楽鑑賞をしました。普段からしっかりカリキュラムをこなしている子供たちにとって、ちょっとした息抜きの時間です。最近はi-TuneやYou Tubeなどでありとあらゆる音楽が手軽に手に入るようになりましたが、じっくり耳を澄ませて「鑑賞」する機会はめっきり減っているのではないでしょうか。見るからに立派なスピーカー。このボディーからはクラシック音楽ならではの上質な音が流れてくるのです。

 

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アプシル:小さな羊飼い(ピティナ課題曲 B級)

20世紀前半にベルギーで活躍した作曲家、ジャン・アプシル。「小さな羊飼い」は8分の6拍子のバルカローレ風の曲で、フランス風の色彩豊かな性格が特徴です。冒頭の左手は5度と長3度が交互にゆらゆら響いて、サティを思わせます。アンニュイな感じで良いです。「リズム」は音楽の根底に流れる大切な要素ですが、ゆるやかな8分の6拍子は小さな子供には理解しにくいようで、例えばブルグミュラーの「牧歌」や「舟歌」も同じ8分の6拍子。大きく揺れる2拍子と脈打つような6つの8分音符を感じられたら気持ちよく曲が流れるのですが、どうもこれが難しいのです。Preの指導では、最初は軽快な2分の2拍子の曲をよく取り上げています。ベートーヴェンの「エコセイズ」やシューマンの「兵士の曲」など。みんな大好きで、ピアノが聴こえてきた瞬間にノリノリで足踏みします。2分の2拍子はとても原始的なリズムなので分かり易いのでしょう。

 

そんな大切なリズム感に注目して、ジャン・アプシルは教育用のピアノ曲をたくさん書いています。彼の語法には同年代のサティやフランス六人組あたりの作曲家と通じるところが多くみられ、リズムを鍛えるだけではなく、フランス的な色彩豊かな響きにも気軽に触れられるのでお勧めです。

カイエ・ドゥ・ルモワンヌ 現代フランス小曲集

教室に荷物が到着。楽譜を買うのにも便利なアマゾンです。とくに日本の楽器店では取扱いがない輸入教材を取り寄せる時には助かっています。最近は定番の中古品を買うことも多いですね。内容は変わらない再版前の楽譜はとてもお得です。

 

さて中身を開けてみましょう、ワクワク。

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ドルチェピアノコンクール ハイライト

9月7日(日)「ドルチェピアノコンクールハイライトコンサート」に小学5年生の生徒さんが出演します。7月に行われた同コンクールで受賞してから、夏休みには新たにベートーヴェンの曲に取り組んできました。 この日はそれぞれのカテゴリーの受賞者が一同に会するコンサートです。足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

【ハイライトコンサート】

場所:春日ふれあい文化センター スプリングホール

一部 10:00開演 / 二部 15:15開演

 
ステージで弾く経験はとても大切。ステージがあればそれを目標に練習するのも一理ありますが、ミラクルが起こるのは弾いた後。不思議なことに本番を経験した子は気がつくと、グンッと成長しているものです。「100回の練習より1回の本番」とはよく言ったものです。モチコピアノスクールで主催するクリスマスコンサートは12/23に、あいれふホールでの大発表会が来年3/25に予定されています。

《夏の特別レッスン》皆さんの頑張りに拍手!

皆さん、お盆はいかがお過ごしでしたか?

今年は台風や大雨の影響があって例年よりも涼しいですね。

レッスンが終わって夕方に大濠公園を散歩してみると、18時を過ぎ日が落ち始めた頃から風が気持ちよく感じました。

 

モチコピアノスクールでは一週間の休みが明けて、レッスンがスタート!

日曜日の今日は《夏の特別レッスン》二日目です。

 

6名の募集枠に対して多くのお問い合わせを頂き、結局7名の受講生がレッスンを受けに来て下さいました。

音楽が好きでピアノに熱心に取り組んでいる方がいて、本当に嬉しいです^^

そして意外にも、早くにご予約下さった7名の方全員が大人の生徒さんだったのです!

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第二回《めんたいワルツ》アマチュア音楽家の熱演

大型台風は福岡をかすめて通り過ぎ、もやもやした空気が取り残されたままの7月中旬。梅雨明けまで後一息ですね。この日も雨がしとしと、と思いきや、開演一時間前に土砂降りの雨が。そんな中でも、第二回《めんたいワルツ》には多彩な顔ぶれが集結。13名の出演者と15名のお客様をお迎えしました。プログラムに目を通すと、バロック〜古典〜ロマン派のクラシックから、演奏者オリジナルアレンジによる曲やクラリネットとピアノのデュオなど多彩な演目が彩りを添えました。一枚目の写真はエルガー作曲「愛の挨拶」を演奏された方。結婚式用の十八番だそうでが、大変素敵な演奏でした。

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一学期 おさらい会の様子

一学期の目玉イベント「おさらい会」を警固教室で行いました。今回はプレの部と小学生の部に分かれて、懇親会を兼ねたミニ発表会です。プレの生徒さんの演奏順をあみだくじで決めます。自分で名前を書いて、線をたしていくと、運命のあみだくじスタート!ドキドキ。「一番になったらどうしよう」と言っていた女の子が見事一番当選。Preコースでは4人の生徒さんが発表会デビューを飾りました。保護者様のお話では、本番を前に結構緊張していた模様で、お辞儀の練習をしたり、自己紹介の練習をしたり、お家で出来ることはやってきたとのこと。そのかいあってか、全員が先生の助け舟なしに弾ききることが出来ました。

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夏の絵本

梅雨入りしてから蒸し暑い日が続きますね。ピアノの音色は少しこもった感じになって、なんだかスッキリしない毎日。レッスン室のソファーに置いてある絵本は、季節に合わせて衣替えです。大人気の14ひきシリーズは涼しげな「せんたく」。絵を見ているだけで気持ちいい。落ち着きがない3〜4才の子には絵本が特効薬になります。兄弟で通っている場合は、待っている間に熱中して読んでいる子もいます。宮沢賢治作「銀河鉄道の夜」では藤城清治さんの影絵が幻想的な世界へと誘ってくれます。絵本の世界に行ってもレッスンが始まったら本を閉じるのがルール。

お話の続きはまた来週です。

調律 こだわりの音色を奏でるために

今日は警固教室にあるグランドピアノ調律の日です。いつもお世話になっている調律師さんに来て頂きました。軽やかなタッチと透き通った音色のピアノは、生徒さんからの評判も良いです。とくにドビュッシーのピアニッシモを響かせる時には個性を発揮してくれます。そんな警固教室のピアノですが、最近、音程のばらつきが気になっていました。音色を磨くことはピアノレッスンでとても大切な事です。もしも演奏が表情のない音の羅列だったとしたら、聴いている人は退屈します。チコピアノスクールの生徒さんには「こんな音が弾きたい!」という、強い気持ちがあります。明日からきれいになったピアノ、お楽しみに。

カズキ君(年中さん) 習い始めて半年が経ちました

今日は久しぶりに日頃のレッスン風景をお伝えします。火曜日の一番乗りは年中さんのカズキ君。ひょうきん者でおしゃべり大好きな男の子です。「ゴールデンウィークにはじいちゃんちに行ったよ!」と、今日も元気いっぱいです。カズキ君がモチコピアノスクールに通い始めたのは去年の12月。ちょうどその月に4歳の誕生日を迎えました。初めてグランドピアノの鍵盤に手を置いたとき、それはまるでもみじのような小さな手。小さな手でいきなりピアノを弾くのは大変なので、始めの2ヶ月くらいはレッスン時間の半分を、童謡を歌ったりカスタネットや鈴でリズム打ちの遊びをして過ごしました。音楽は、歌から。しだいにピアノにも慣れたので、ソルフェージュ(譜読み)の基礎とテクニックの練習を少しずつ進めました。

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イエナプランについてどう思いますか?

朝のワイドショー番組でイエナプラン特集がありました。関係書籍も増えましたし、メディアで取り上げられる機会もあり、日本での認知度は上がっているようです。モチコピアノスクールでは半年程前のブログでイエナプランについて触れた事がありました。色々な意見はあっても、注目すべき未来の教育だと思っています。縦割りの学級で、一週間の学習スケジュールを自分で決めて、自習とグループ学習で学ぶスタイルは驚きです。幼い頃から自己管理とコミュニュケーションを徹底するという点では、これまでの日本の教育とは対局的ですね。

TVのコメンテーターは随分批判的な意見を述べて、早々に次の話題に移っていたのが残念。

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あいれふホールで発表会開催決定

第一回 モチコピアノスクール大発表会(仮)

2015年3月25日(水)、あいれふホールにて開催致します!

 

第一希望の日曜日を押さえることは出来ませんでしたが、なんとか春休みの開催が実現しそうなので一安心。あいれふホールは福岡を代表する本格クラシック音楽ホールです。席数は300、ピアノは世界最高峰の名器スタインウェイのフルコンサートグランドピアノが設置してあります。いれふホールの舞台なら、きっと思い出に残る素晴らしい演奏が出来るはず。生徒のみんな、期待していますよ。

 

会場を押さえたところで、運営者として発表会へ向けての目標です。

 

コンサートホールに満員のお客さんを集める!

 

大勢の出演者に比べて、なんと寂しいガラガラの客席。ありがちな光景ですが、これでは誰のための発表会なのか分かりません。第一回 モチコピアノスクール大発表会(仮)には大勢のお客さんを集めます。というのも、出演者への一番の贈り物は、お客さんからの拍手だと思うからです。パチパチパチ、、ではなくシャ〜〜!!というシャワーのような拍手。その拍手が頑張った彼らを次のステージへと連れて行ってくれると信じています。

最終日 観光&打ち上げ

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本番 企画の面白さとサービス精神

ルカ・ストラディヴァリプレミアコンサートが開演。300席ほどある会場は満員御礼で、各国の大使館の方々もお見えに。今回のコンサートは楽器制作、作曲家、演奏家、様々な才能にスポットが当てられた面白い企画だったと思います。ミーティングポイントが、東南アジア経済の中心であるシンガポールだったことも、注目度が高い理由でしょう。日本人のお客様の姿も多く見られました。

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ラジオ出演&ゲネプロ

南国のシンガポール。目が覚めた朝5時半頃には鳥やカエルたちによる大合奏が始まっていました。ピヤ、ピヤ、クー、クルクルと綺麗な声で鳴いています。今日は8時からオンエアのラジオ番組 Smile Wave に出演。ヴァイオリン制作家の西村さん、作曲家のルカさんと一緒にシンガポールの放送局が集まるメディアコープへ。マレー様式の豪邸が軒を連ねる丘陵地を抜けて行きます。20分くらい今回のコンサートについてお話させて頂いたのですが、3人とも慣れないもので的を外しっぱなしのトークを展開しました。イタリア人のルカさんのおふざけはさすが。

 

シンガポールは教育熱心な国で、多くの子供たちがピアノやヴァイオリンを習うけれど、お勉強の一環という認識が強いとききました。最近は国も芸術方面に力を入れて、音楽のとらえかたも文化的になりつつあるそうです。ラジオ番組にも、ピアノを習っているご家庭から「ピアノが長続きする秘訣は何ですか」の質問が寄せられました。うーん、難しい。何でしょうね、上手く答えられたでしょうか。
 
夕方からは、明日の会場エスプラネードでリハーサルです。リハーサルは話し合いながら、というか、おしゃべりしながらゆっくり進みます。南国特有のゆったりテンポですが、決まる所は決まったので問題なしなのか、これもお国柄ですかね。

ルカさん合流 リハーサル二日目

シンガポール二日目の今日は、夕方のリハーサルまで自由時間です。スコアリーディングをした後、チャイナタウンをウロウロ。シンガポールのローカルフードはマレー料理と中華が混ざった不思議な味。麺が二種類はいっていたりアイスにコーンがのっていたり、でも意外といけます。それから、シンガポールで人気らしいフットマッサージへ。

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シンガポール到着

福岡からシンガポール航空の直行便で6時間、現地のホテルに到着しました。リゾート感のある都心のホテルです。窓の外はこんな景色。高層マンション、ヤシの木にプール、気温は30度あります。これから一息ついてリハーサルへ向かいます。初めてお会いする元シンガポールフィルコンサートマスターでYong Siew Toh 音楽院教授のアレクサンダー先生と、シンガポール在住日本人ヴァイオリニストのまさこ先生は、とてもフレンドリーでエネルギッシュな方でした。

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第一回《めんたいワルツ》開演!

いよいよ、モチコピアノスクールがプロデュースする福岡のピアノ交流会《めんたいワルツ》が幕を開けました。桜が満開の3/29(土)、生憎の雨にもかかわらず、けやき通りのベニールカフェはアマチュアピアニストの静かな熱気に満ちていました。ワクワク、ドキドキのコンサートの開演です。モチコピアノスクールからは大人の生徒さん3名がエントリーしました。ショパンの遺作ワルツ、バッハの小プレリュード、シューマンのロマンスの三曲を、個性豊かに熱演して下さいました。緊張も垣間みれましたが、弾き終わった時の表情が清々しいこと。きっと、演奏後の一杯は格別だったでしょう。

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スクール通信2014年春号

春分の日。肌寒さは残るものの、外は春の光に溢れています。モチコピアノスクール通信春号も刷り上がったので生徒さんにお配りしました。新聞作りも3回目。楽しみされている親御様も多いので、作り甲斐があります。レイアウトが以前よりスッキリして読み易くなったと思います。それから、紙のサイズはA3→A4へ変更。なんとなくこの方が収まりが良いし、発行数も増えて来たのでかさばらないサイズにしました。そして嬉しいのは「新しいお友達」コーナー。春号では過去最多6名のお友達をご紹介することが出来ました。Pre、低学年、高学年、一般と年齢層も様々です。コラム欄ではブルグミュラーとギロックの曲集の良い所について書きました。2人の曲集は音楽的且つテクニックの習得にも十分に配慮されているので、積極的に取り入れています。ギロックの「こどものためのアルバム」「叙情小曲集」はブルグミュラーと併用するのにおすすめです。

モーツァルトがお好き?

生徒達の間でモーツァルトが流行っています。1月に出演したコンサートではモーツァルトのピアノコンチェルトを弾いて、3月にはオーストリア・ウィーンを訪問。ウィーンはモーツァルトを誇りにしている音楽の街でした。街角の至る所に顔を出しては、口元に微笑を浮かべていたモーツァルトは、

遠く離れた福岡のモチコピアノスクールに風を運んでくれたのでしょうか。モーツァルトは18のピアノソナタに、27のピアノ協奏曲、その他にも数多くの美しい小品を後世に残してくれました。人類にとってかけがえのない宝物です。

 

現在、ピアノソナタkv.282、kv.310、kv.330などをレッスン中で、初期のメヌエットやアレグロなどキラリと光る小品のレッスンも進行中です。でも、モーツァルト漬けの生活とはなんて幸せなことでしょう。ウィーンのお土産「モーツァルトクーゲル」のパッケージはモーツァルトの妻コンスタンツェ。

スタインウェイ社ピアノ工場 & 楽譜出版社訪問

一週間のヨーロッパ視察旅行も最終日。この日は朝9時にスタインウェイ社のハンブルグ工場入り口で待ち合わせです。たくさんのピアノ職人達がタバコとコーヒー片手に仕事始めの一服をしています。繊細な技を備えているととは思えない、腕っ節の太い男たち。タトゥーをいれている人も多数。ドイツのピアノ職人のほとんどはLudwigbergというヘッセン州の小さな街のピアノ職人養成所で学ぶそうですが、スタインウェイでは一からピアノ職人を育成するプログラムがあり、3年半の修業を経てスタインウェイ工場で働くプロフェッショナルになる人もいるようです。この日工場を案内してくれた方もその一人で、とても親切で真面目な女性でした。マイスター制度の面影がピアノ作りにも残っています。

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クリムトとブリューゲルの絵&ウィーン楽友協会

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楽器博物館が面白すぎる

ウィーンの楽器博物館にはバロック時代から近代までの楽器コレクション、特にウィーンゆかりの作曲家と関わりの深いものが展示されています。時代を追って見て行くと楽器の改良が作曲家のイマジネーションを刺激してきたことがよく分かります。他では絶対に見ることが出来ない貴重な楽器ばかり。まずはギターの前身リュートやチェロの前身ヴィオラ・ダ・ガンバなどがある弦楽器の部屋から。
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ウィーンの楽譜店 & 国立オペラ座

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ピカソ展のオープニングパーティー

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懐かしのハンブルクに到着

今日は第二の故郷、ドイツからお伝えします。画廊を経営されている知人に通訳として同行中です。ハンブルクは高校生の時に初めて降り立った海外の地。リューベック音大に留学していた頃は何度もこの空港を通って日本とドイツを行き来しました。日本では殆ど活躍しない真冬のダッフルコートを着ているのですが、最近の福岡と比べたら暖かいくらいです。旅の後半は自由行動なので現地の音楽事情をリポートしていこうと思います。ご期待ください!

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福岡のピアノ交流会《めんたいワルツ》開催へ向けて

2014年目標の一つ、「大人の音楽ファン、ピアノファンのコミュニティを作る」

そろそろ行動に移そうと思っています。コミュニティの名前は福岡のピアノ交流会《めんたいワルツ》に決定。

 

大変有り難いことに、モチコピアノスクールでは昨年の新開校以来、4〜6歳のお子さんを中心に生徒数が増え続けています。昨年の12月にはクリスマス発表会も開催することができました。

 

一方で、ピアノ経験が長い大人の生徒さん達が集まる機会がなかなか作れないでいました。《めんたいワルツ》はアマチュア演奏家が出演するコンサートであり、交流の場です。ピアノ以外の楽器、歌でもオッケー。ゆくゆくは福岡の音楽ファン、アマチュア演奏家が集う会に成長させたいです。

 

第一回は3/29(土)ベニールカフェさんで開催します。文化とコーヒーの薫りが素敵な、赤坂けやき通り沿いのカフェ。

 

フェイスブックファンページで情報発信中です。

https://www.facebook.com/mentaiwaltz

 

【第一回 福岡のピアノ交流会《めんたいワルツ》】

日時:3/29(土)19:00〜

場所:けやき通り ベニールカフェ

参加費:1,500円(出演、見学)

美味しいコーヒー付きです。

感動のオーケストラ体験

「ボストン室内管弦楽団 福岡特別公演」が大盛況のうちに終わりました。出演後にはモチコピアノスクールの生徒さんたちがお花をもって会いに来てくれました。

 

みんな、ありがとう!!慣れないサインをしています(写真)

 

初めてオーケストラの音色を聴いた子供たちも多かったのではないでしょうか。会場を見渡してみると5歳の生徒さんが食い入る様にステージを見つめているんです。目に映っているのはどんな景色なんだろう。

 

「音楽って、ピアノって楽しいな。」「いつか、コンサートで弾きたいな。」そう思ってくれたら、今回のコンサートは大成功です。

 

明日から通常のレッスンがびっしり入っています。今度は子供達が頑張る番です。レッスン室で楽しみに待っています。

ボストン室内管弦楽団のコンサートに行こう!

1/19(日)の予定が入っていない方は是非、「ボストン室内管弦楽団 福岡特別公演」にお越し下さい!きっと素晴らしい音楽体験ができます。

 

ボストン室内管弦楽団はアメリカの音楽大学講師、博士課程、プロ奏者らで構成される若いオーケストラ。今回の福岡特別公演では私、望月とボストン室内管弦楽団がモーツァルトのピアノコンチェルト20番を共演します。モーツァルトが残した数少ない短調のコンチェルト。その味わいは格別です。最高〜!

 

 

若手の発掘、海外のアーティストと地元学生との交流を地元の企業グループが支援しています。まずはやってみようの精神から生まれたコンサートが、これからの福岡を元気づける音楽祭に大きく成長しそうです。その第一回目の記念すべきコンサート「ボストン室内管弦楽団 福岡特別公演」をお見逃しなく。チケットはモチコピアノスクールでも取扱っていますので、お気軽にお問合せ下さい。

反転授業について考える

反転授業=パソコンやタブレットを使い授業の動画を見て予習し、学校では個別に課題に取り組む授業方法。

 

アメリカや教育先進国の北欧で取り入れられ、成果が上がっているようです。生徒は授業をあらかじめ見ているので、学校では分からない所を重点的に先生から教わる事ができる。これが反転授業の大きなメリットです。予習を義務化している、とも言えますね。

 

反転授業をピアノレッスンに置きかえてみます。

 

ピアノのレッスンでは、「次はこの曲」と先生から課題が出されます。それを練習して先生のところに持って行き、アドバイスをもらいます。

 

予習→授業→復習の流れになります。学習の理想的な形ですね。ところが、それがなかなか難しい。

 

予習、すなわち練習がとても大変なんです。新しい曲の譜読みとなると「手つかずのまま一週間が過ぎてしまった〜!」なんて事も。

 

モチコピアノスクールのレッスンでは、宿題を出す前に曲を聴かせます。それから、引っ掛かりそうな箇所はその場で練習してもらいます。力がついてきたら、ヒントだけ与えて宿題に。

そうしておくと、練習さぼりからのレッスンの停滞はある程度防げます。

 

「ヒント→練習→レッスン→復習」これぞ、反転の反転なり〜!

 

学習の基本は刷り込み(インプリンティング)ですから。繰り返さない事には、覚えないのです。

 

例えば、スズキメソッドではテープを聴かせて耳から覚え込ませますが、これもインプリンティングの一つの方法です。幼少期に有効ですが、これだけだと読譜力は伸びません。ピアノの場合、他の楽器を弾くときよりも読譜力が必要なので、楽譜に慣れないことには予習がどんどん大変になってしまいますね。では、譜読みを助ける動画をタブレットで見れるようにするのはどうでしょうか。みんなが弾くメヌエットやブルグミュラーのレッスンを動画にする。上手く作れば役に立ちそうだけど、制作するのは大変です。

 

色々考えてみると、「反転授業」の考え方はピアノレッスンにも応用できそうです。デジタルツールの活用も含め、上手く取り入れて学習の好循環を作りたいです。

2014年の目標

2014年、初ブログでございます。旧年中はご購読下さり有り難うございました。本年も出来る限り皆様にとって役立つ情報、楽しい情報を発信していきたいと思っています。ピアノレッスンについてはもちろん、教育全般について幅広く話題を展開していきますので、時折このページを覗いてみて下さいね。

 

安倍首相曰く「今年はワクワクする一年にしたい」

ワクワクする一年。政治家らしからぬ抱負ですが、前向きな言葉でいいと思います。

 

モチコピアノスクールもレッスン内容をさらに充実させて、個性溢れる生徒さんとの出会いを楽しみにしています。

ワクワクしていま〜す。そんなワクワクする一年にするために、具体的な目標を作りました。

 

モチコピアノスクール、2014年の事業目標。

 

①ホールでコンサート形式の発表会を開催する!

スクール初のホールで行う発表会。生徒数も増えたのでそろそろかな、と思います。

 

②大人の音楽ファン、ピアノファンのコミュニティを作る!

大人の生徒さんがとても素晴らしい演奏をされるので、趣味のコンサートを企画したいと考えています。楽しくてゆるやかな繋がりを作れる交流の場にしたいと思っています。2、3ヶ月に一回のペースでまずは一年間やってみます。 

 

この2つの目標は、頑張れば実現可能なものだと思います。今年もモチコピアノスクールをよろしくお願いします!

クリスマス発表会 2013 開演!

いよいよクリスマス発表会の当日がやってきました。この数日間、福岡の天気といったら最悪で、寒い中土砂降りの雨。まずは天気が心配だったのですが、今日は見事に晴れました。生徒さんの熱い思いが天に届いたのでしょうか。

 

私が音楽教師を務めている浄水通り幼児園にて、「モチコピアノスクール クリスマス発表会」がスタート。会場に早めに着いた子からリハーサルを済ませて、みんなで会議中です。

 

モチコピアノスクールは今年の五月に新開校したとても若いピアノ教室です。昨年のクリスマスはプライベートで教えていた3名の生徒さんと保護者様と一緒に、ピアノを囲んで交流会をしました。今年は幼児〜小学6年生までの出演者14名と保護者様、見学のお客様を含め50名が参加するクリスマス発表会になりました。

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クシュラの奇跡 親子の心を通わせる絵本の読み聞かせ

朝日新聞が月に2回刊行しているGLOBEに、「絵本」に関する記事がありました。ニュージーランドの実話「クシュラの奇跡」。先天的に重い病気を持って生まれたクシュラが、絵本の読み聞かせを通じて奇跡的な成長を遂げたというお話。もっと知りたいと思い、調べてみました。

 

http://www.bookwave.jp/Cushla-teach-me/

 

子育てに読み聞かせを取り入れると、きっといいことがあります。お話が聞けるように育つ.

想像力が身に付く。言葉の発達を促す。親子の心を通わせることができる。

 

「きよしこの夜」トーマス教会少年合唱団

気がつけば、クリスマスがすぐそこに。福岡の街のイルミネーション、今風に洗練されていてとてもキレイです。街を歩くだけでワクワクします。

 

モチコピアノスクールのクリスマス発表会は、みんな調子を上げて準備が整いつつあります。ピアノレッスンを始めて2ヶ月目の生徒も、初々しい演奏を披露してくれます。

 

今日はドイツのクリスマスソングを一曲ご紹介しましょう。

ドイツのクリスマスは、家族で蝋燭を囲んで過ごす厳かな日。

街を賑わしたクリスマスマーケットも25日には店じまいです。

 

教会ではこんなコンサートもあるんですよ。(動画)

「Stille Nacht 」日本語で「きよしこの夜」です。Still は、静かなという形容詞。

 

バッハゆかりのトーマス教会少年合唱団のコーラスです。

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冬の絵本コーナー

子供の時に楽しみに読んでいた絵本は何ですか?

 

モチコピアノスクールの生徒さん達が待ち時間を過ごす木のソファーには、いつも絵本が置いてあります。兄弟で通っている生徒さんは待ち時間が長いので、待っている間、絵本を読んだり、折り紙をしたり、学校の宿題をやったりして有意義に過ごしていますすっかり寒くなったので絵本コーナーも衣替えです。

 

14ひきシリーズの「さむいふゆ」や、「さむがりのサンタ」など冬の絵本を揃えました。

生徒達に大人気の「ウォーリーをさがせ!」は赤色へ。ところで、前回のウォーリーは、みんな見つけられたかな。

ユウ君 男の子(年中さん)のピアノレッスン

今日は5歳の男の子、ユウ君のレッスンをご紹介します。楽しい事が大好きなユウ君は、レッスン中あちらこちらに気が散って、なかなかピアノの前に座れない日が続いていました。でも、集中したときには、一回で覚える力があります。その力を生かして、なるべく気が向くように、あの手この手で聴音と譜読みのトレーニングを進めていました。そして迎えた前回のレッスンで、見事に「蝶々」と「ヘンゼルとグレーテル」を演奏したのです。気になっていたレッスン態度も申し分なし。

 

「今日のピアノはサイコーだったな〜!」意気揚々と帰っていったユウ君(5歳)は、

果たして今日もサイコーのピアノを聴かせてくれるのでしょうか?

 

部屋に入ったユウ君は、真っ先にピアノに向かいます。

(よし!このまま一気に流れに乗せるぞ。)

 

「簡単だよ〜、こんなのも出来るんだよね、僕」

前回絶好調だった聴音を次々に片付けます。

(うん。今日も冴えている、この調子だ!)

 

そして譜読みの練習とテクニックの練習を経由して、今日の本命、新曲「ロシアの歌」へ突入。

(まさか、一回で出来る事はあるまい。)

ところが、この日のユウ君は見事に新曲を一回で弾き上げたのでした。

 

「とても良かったから合格だよ」

「ご、合格!」と、ユウ君は目を輝かせて喜んでいました。

今日もサイコーのピアノでした。

 

初めてのレッスンから3ヶ月。これで、ユウ君もレッスンの軌道に乗る事が出来たようです。レッスンメニューの中ではカスタネットとピアノの合奏が特にお気に入りの様子。出来たらすぐにロールチェンジします。ビート感が身に付くので、とてもいい練習だと思いますよ。

 

さあ、12月のクリスマス会ではどんな演奏を聴かせてくれるのだろう。

大原哲夫講演会 吉田秀和氏の思い出を語る

けやき通りのベニールカフェで小さな講演会がありました。ベニールカフェは警固教室の向かいにあるお店で、時々ランチをしに、時々コーヒー豆を買いにお邪魔しています。

 

音楽・美術評論家の吉田秀和さんをご存知でしょうか?長年日本のクラシック界を評論で牽引してこられた方で、今年の5月に98歳で亡くなるまで執筆活動を続けておられました。講演会では小学館の編集者としてバッハ、モーツァルト、武満全集を手掛け、また、吉田氏の最後の著書「永遠の故郷」を出版された大原哲夫さんが氏との思い出を語って下さいました。

 

なるほどと思ったのは、吉田さんの会話はテープおこしをしたらそのまま文章になってしまうという話。執筆する思考回路で話しているということですね。

 

例えば、演奏会の感想を聞かれて「よかった」「きれいだった」以外の言葉で表現するのは難しいですよね。言葉が浮かばず、簡単に「よかった」などと言ってしまいます。みなさんにも経験がありませんか?音楽を言葉に置き換える発想って凄いです。吉田さんの場合、若い頃は大相撲の実況を聞き、それを文章に組み立てたりして物を言葉で表現する訓練をしていたのだとか。なるほど。

イエナプラン教育の福岡勉強会に参加

九州大学でイエナプラン勉強会が開催されると聞いて行ってきました。ドイツで発祥し、オランダの学校教育で大きな成果を上げたイエナプラン教育。日本でも少しずつ注目が集まっているようですね。講師に迎えられたオランダ在住のリヒテルズ直子さんは、オランダ教育・社会研究家として、日本へのイエナプラン教育普及のため意欲的に活動されている方です。

 

会場入りしてまず目にしたのは、まるい円に並べられた椅子。これはイエナプラン教育でも行われている「サークル対話」というものです。講師も同じ輪に入って話すことは、フラットな関係で学びあうことを意味しています。列になって話を聞くことに慣れている私たちは、はじめはぎこちない雰囲気でしたが、直子さんの巧みな対話術によって、しだいに違和感なく話し合いをする輪になりました。

 

イエナプランの最大の特徴は異年齢学級であること。オランダは4歳から一人で学校に通い始めるのですが、4〜6歳、6~9歳、9~12歳の三つの年齢グループによってクラス分けされています。「先生が大変なのでは?!」という質問が出ましたが、先生よりも生徒が大変なのだとか。互いに学び合う授業では、上の子が下の子に教えなくてはいけないからです。教える事でさらに理解も深まるという事ですね。

 

チャイムを鳴らさない、子供たち自身が与えられた課題をもとに時間割を作る、解答用紙は子供たちに渡される。日本では考えられないことばかりです。これが、日本に取り入れられたらどうなるでしょうね、、、「静かにしなさい!」という先生の声が教室から消えるかも!?

 

グローバル化の波が押し寄せる今、対話力、コミュニケーション力は欠かせません。モチコピアノスクールでは、異年齢を活かしたグループワークをする時間を作りたいと常々考えていました。イエナプランにはヒントがたくさんありそうです。CD-R(写真)も頂いたので、復習して、クリスマス会などの行事で試していこうと思います。

美術館のファミリーDAYに行こう!

福岡市美術館で子供向けワークショップが開催されます。この機会に、家族みんなでお出かけしましょう!

 

音楽にも美術にも共通していること。それは、聴き方や見方を訓練すればずっと楽しくなる、ということです。クラシックは分からない。美術のセンスはない。と謙遜せずにちょっと見方を教われば、絵も音楽も好きになりますよ。

 

11/2〜11/4の三日間の開催です。

11/3(日)10:00〜のワークショップではモチコピアノスクールのスタッフのあきこ先生が授業を担当しています。みんな遊びに来てね!

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最年少の生徒 ハルキ君は今

初回ブログから5回に渡って登場したハルキ君。レッスン風景の連載は好評で、「あれからどうしてますか?」と聞かれる事もしばしば。もちろん、今も元気にレッスンに通っています。

 

2歳1ヶ月のハルキ君は、言葉でのコミュニケーションが少しずつ始まりました。今日のレッスンではお母様から、「キラキラ星を、家で歌ったんですよ」と聞いて、ビックリ。

「キラキラ〜あちち〜」ちょっと歌詞が違うようですが、うん、いいでしょう。成長を実感出来る瞬間は感無量です。

 

最近のレッスンでは歌をメインにしています。それから、音楽と言葉、音楽とジェスチャーを組み合わせた遊びが好調。写真でハルキ君がめくっているのは、歌とピアノの絵本です。お気に入りの新幹線のページはどこかな?

 

お勧めの一曲「ピーターとオオカミ」より

今日はお勧めの一曲をご紹介しましょう。最近レッスンで取り上げたプロコフィエフの「ねこ」。ピアノ教本の中に収められている、ユーモアに富んだ素敵な曲です。この曲レッスンで弾いてみたら、お母様が「この曲クラリネットで吹いた事があります」と、おっしゃいました。てっきりピアノ曲だと思っていたら、原曲はオーケストラのために書かれたものだったのです。ナレーション付きのオケ曲、「ピーターとオオカミ」の中の一節。という訳で、いろいろ教わったレッスンでした。さっそく調べてみるとオケバージョンを発見。

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ナナミちゃん&ミスズちゃん 姉妹のピアノレッスン

今日は姉妹で習いに来ている生徒さんをご紹介します。ナナミちゃん(小学3年生)とミスズちゃん(小学1年生)です。レッスンに通い始めて4ヶ月。2人とも他の教室で習った経験があったので、前のテキストを進めながら、ピアノを弾く上で最も大切な音感の基礎を丁寧に作ってきました。先月からは、新しいテキストを導入してどんどん面白い曲に挑戦しています。

 

今日のレッスンでは、ナナミちゃんはトュルクのアリオーソを弾きました。

ナナミちゃんは歌がとっても上手です。ソルフェージュでは、大きな声ではっきりと練習しています。「大きくはっきり」は、ピアノに限らず、すごく大事なレッスンのポイントなんです。アリオーソもピアノで歌えるようになってきました。次に挑戦するのは、プロコフィエフの小品。ユーモアたっぷりの曲だけど、さて、どんな風に仕上がるのかな?

 

ミスズちゃんは、何やらニコニコして出番を待ちきれない様子。先週つまずいていたのはトュルクの小品です。難しかった、右手と左手に旋律が出て来る所。練習の末、上手く弾けるようになったので、早く弾きたかったのですね。お家でもお母さんやおばあちゃんの前で、何度も弾いてみせたとか。これぞ、最高の練習です。

 

これからも楽しくピアノを続けましょう。

モチコスクール通信始まる

記念すべき第一号、モチコピアノスクール通信です。お陰さまで生徒数も順調に増えて、教室にも活気が出て来ました。そこで、これからは生徒会員向けの新聞を発行して、さらに日頃のレッスンを充実させたいと思います。今回は、ピアノを習う前(幼児期1〜4歳頃)にお家で楽しめる音楽についてコラムを書きました。モーツァルトのイラストは先生のオリジナル。画伯ですので。生徒には大好評!? 教室のニュースやお勧めイベントなども紹介しています。

 

季節ごとに年間4回発行します!(言っちゃった、、有言実行。)

尾木ママ オランダの教育を語る

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読売新聞かわらばんに掲載されました

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全国学力テスト2013

全国で最も学力の高い県は?

 

秋田県〜!?

 

全国学力テストは公立校対象なので、一概には言えないのですが。秋田、福井、青森、石川県などが、上位を独占しています。東北強し。雪の日が多いので家で勉強してるとか?ちなみに秋田県は塾に通う子の割合が最も少ない県らしいです。ビックリ〜!

 

ちなみに福岡は22位!コメントしにくい順位。

 

今回のテストでは地域差が是正されたらしく、良い傾向だそうです。ところが、課題の応用力はまだまだ。クイズ式の問題はできても、正解が用意されていない記述式の問題は苦手。そういえば、ピアノのレッスンでも思い当たりますよ。モチコピアノスクールでは、普段のレッスンで「対話」を大切にしています。そこで最も重要なのが問いかけの「質」です。

 

ボキャブラリーの少ない子供たちから、「答え」を引き出すのって実はとても難しいんです。日頃の訓練がないとできません。でも、自分の言葉で表現できたときに自信が生まれるんです。えられた答えを覚えるだけではダメ。もちろん、小、中学校の授業法も変わらないといけないと思います。ももっと早くから、自分で表現する習慣が身に付くといいですね。幼児に無理言っても、という声が聞こえてきそうですが、オランダや北欧の教育先進国では幼児期に力を入れています。後日詳しくお話したいと思います。

初めてのピアノ 秋の体験レッスン

今日は久しぶりの大雨。まるで猛暑の夏を断ち切るように、激しい雨が降り注ぎました。学生の皆さんは、もうすぐ夏休みが終わりますね。楽しい思い出はできましたか?

 

先日はグレンツェンコンクール福岡予選が開催されました。モチコピアノスクールの小学生の生徒さんも出演し、見事優秀賞を頂きました。ピアノを頑張った夏休みでした。おめでとう!!

 

さて、お知らせです。

8/24〜10/31の期間に、3~7歳を対象に体験レッスンを行います。是非この機会に、ピアノレッスンについての質問を先生にぶつけて下さいね。モチコピアノスクールでは、今年の5月からPreコースを設けて幼児の受け入れを始めました。お陰さまでご好評を頂き、現在Preコースには7名在籍されています。

みんな個性豊かで音楽とピアノが大好き。そして、新しいお友達を楽しみにしています。

浄水通り幼児園 親子で楽しむコンサート

皆さん、夏休みはいかがお過ごしですか?猛暑が続いていたかと思うと、今日の福岡市は突然の雷雨。激しく降りしきる雨の中、平尾浄水町に新しく開園した浄水通り幼児園で「親子で楽しむコンサート」が行われました。

 

 お客さんは来るのでしょうか。

 

不安な思いで待っていると、何組かのご家族が聴きに来て下さいました。クラシックのコンサートって、小さなお子さんを連れてはなかなか聴けませんよね。今回はなんと、お母さんと一緒に1歳の子も来てくれたのです。

 

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アイコちゃん&アサちゃん 教会でのコンサート

いよいよ、夏休みに突入!皆さん、今年はどんな計画を立てていますか?思いっきり遊べるように、宿題はお早めに。

 

モチコピアノスクールの生徒2人が、教会で開かれた小さなコンサートに出演しました。3年生のアサちゃんと、4年生のアイコちゃん。2人は、先生が福岡で教室を始めた頃からの生徒です。そう、第一期生なのです。去年のクリスマス会で顔を合わせていたので、この日はすっかり仲良し。

 

アサちゃんが弾いたのは、ブルグミュラーの「やさしい花」。アイコちゃんはバッハの小プレリュードから一曲とモーツァルトのメヌエット。とても表情豊かで、生き生きとした音色を聴かせてくれました。ステージでも、堂々と自分らしさを表現していました。それに、表情もなんだか凛々しくなっています。

 

小学校高学年は、テクニックを習得するのに最適な時期です。朝起きたら、グンッと伸びていた!?なんてことが起こり得る、

人生でも稀な時期なのです。今日は「表現する喜び」が伝わって来る、素晴らしい演奏を心から楽しませてもらいました。

カイ君&シュウ君 双子のピアノレッスン

今日は双子の兄弟、カイ君とシュウ君のレッスンをご紹介します。もうすぐ5歳の男の子たちです。レッスンを始めてまだ一ヶ月ですが、

さっそくカイ君は「蝶々」を、シュウ君は「ヘンゼルとグレーテル」の曲を披露してくれました。お見事!!

 

双子のレッスンってどうやって進めるのでしょうね?

 

そっくりな二人はピアノを始める時も一緒でした。でも、得意な所と苦手な所は違うし、それぞれに個性もあるので、まずはテクニックとレパートリーの個人レッスンを丁寧に行ってから、ソルフェージュを二人一緒に進めています。最後はご褒美のバッハでした。これにはお母様も歌で参加。

 

モチコピアノスクールでは、まず音感の基礎を丁寧に作っていきます。2人ともリズムの理解は順調で、音程の識別は5音(ド〜ソ)まで、安定しつつあります。カイ君もシュウ君も、とにかくよく歌っています。そして、お話を聞く時のまっすぐな目がとても印象的でした。双子の男の子であるということ、それから、お母様がドイツに縁があるということで、2人のレッスンには以前から研究していたある輸入教材を初めて使っています。

 

一体何でしょう!?

 

この◯秘教材については、またの機会にご紹介したいと思います。

ハルキ君5回目のレッスン

先週、熱を出してレッスンをお休みしたハルキ君。すっかり元気になってやってきました。最近ハルキ君は一人遊びに夢中だそうです。遊んでいる時に途中で取り上げると、嫌がるのだとか。今日のレッスンでは、木琴、カスタネット、ピアニカと、次々にトライしてみては、次々と興味が移っていきます。でも、幼児は遊んでいる時にこそ一番学んでいるので、今は畑を耕して、種を蒔く時期なのでそれでいいと思います。今日はお父さんの膝の上で、お歌の時間もありました。れから、先生の演奏を聴いた後に、そっくり真似する場面もありました。

 

5回目のブログをもちましてハルキ君特集は終了しますが、今後も色々と発信していきます。2〜3歳児のレッスンも研究していきたいと思います。

ベビーパーク

0歳からの幼児教育を行っている「TOEベビーパーク」の説明会に行ってきました。創業からわずか三年で、首都圏を中心に東海、近畿、九州エリアと全国に拡大している話題の幼児教室です。今では全国百店舗以上!今年の夏には福岡と北九州にも開校します。

 

ベビーパークの「0歳からの幼児教育」とは?

 

創業者小林氏によれば、生まれ持った才能とは稀なもので、ほとんどの能力が3歳までの育児方法で身に付くのだそうです。3歳までにほぼ完成されると言われる脳構造は、その人の終生のパターンとなります。幼児期の環境や教育により、その後の成績、さらには成人になってからの性格が決まるというのです。幼稚園からでは遅すぎる!というフレ−ズには驚愕でした。

 

「三つ子の魂百まで」

 

肝心の授業内容については、残念ながら明かされませんでした。最近では「ピアノと脳科学」という本も流行っています。ピアノが幼児教育にどのように影響するのか、興味深いテーマです。ホンマでっか!?TVで有名な脳科学者の澤口俊之氏も「お稽古ごとはピアノだけでいい」と発言されていますね。ピアノのお稽古も、やり方次第でたくさんの能力を伸ばす事が出来ると思うんです。この点についても、今後詳しく書いてみたいと思います。

ハルキ君4回目のレッスン

さて、今日のハルキ君の様子を覗いてみましょう。ブログを読んで、ハルキ君の成長ぶりを楽みにして下さっている方も多く、同じ年頃のお子様がいらっしゃるお母様たちからの反響を耳にするようになりました。2歳前からピアノなんて早すぎるのでは、という声もありますが、ピアノレッスンといっても楽譜を教えたり、曲を弾かせたりする訳ではありません。

 

まずは音に慣れ親しむこと!

 

親御さんにもリラックスしてレッスンを楽しんでいただけたら嬉しいです。今日のレッスンでは「うたとピアノの絵本」という教材を使いました。この教材は絵がとても可愛く、大きく描かれているため、子供たちにも見やすいです。まずは絵本の読み聞かせのように、絵を見ながらお話をします。ハルキ君も知っている動物や色が出てくると指でさしながら反応を返してくれます。そしてその絵と一緒に書かれている音符を先生が歌いながら弾いていきます。

2小節の簡単なおうたです。絵本を歌っているような感覚ですね。言葉と一緒に音を自然に覚えるには、やはり歌が最適のようです。

ハルキ君3回目のレッスン

日曜日の朝と言えば・・・ハルキ君の登場です!今日はお父様も来て下さいました。「うたとピアノの絵本」の復習からです。

 

「集中する時間が長くなったね」と先生も感心した様子。

 

まだ2歳にならないお子様が、こうやって先生との時間を過ごすことは簡単なことではありません。ハルキ君が遊んでいるのは、前回ご紹介したリズムを覚えるためのフェルト教材です。まっすぐ椅子に座ってレッスンを受けています。

 

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ハルキ君2回目のレッスン

最年少のモチコピアノスクール生になったハルキ君のレッスン日記を引き続き書いてみます。先生も初めてのアンダー2歳ということで、レッスン内容をあれこれ考えています。ピアノ体操、うたとピアノの絵本、形を覚えるお絵描き、楽器遊び、バッハ体験!?先生が弾く美しいバッハの音楽を聴きながら、お母さんと一緒にリズムをとりました。計画は完璧のはずでしたが、2歳児をあなどるなかれ!ハルキ君の興味はころころ変わっていきます。

 

30分という短い時間で、今日ハルキ君が身に付けたこと。

 

①鍵盤ハーモニカの音が出せるようになった。(息を吹き込むコツをつかんだみたい。)

②うたとピアノの絵本3曲目の「ブタさん」を一緒に歌えました。

③点線の上をなぞるお絵描きで、丸の形の上にカスタネットを置いた。(予想外の発見。)

 

ぶーぶーブタさん!

次回のレッスンで、また一緒に歌いましょうね。

最年少記録更新!

日曜日、可愛い男の子が体験レッスンを受けに来てくれました!ハルキ君、1歳9ヶ月。もちろん、モチコピアノスクール最年少です。最初は緊張した様子でしたが、先生が鈴やマラカスを鳴らし始めると「ニコッ」と笑って楽器で遊び始めました。ピアノの中がどうなっているのか、興味津々。

先生がピアノを弾き始めると、今まではしゃいでいたのが嘘のように音に集中して聴き始めます。来週から、いろいろな遊びで音感を身につけていきます。これからの成長が楽しみです。