福岡市美術館で開催されているゴッホ展へ。警固教室のレッスンが空いた隙にゆったり絵画鑑賞でリフレッシュ。のつもりが、結構な混み具合にびっくり。さすがの人気画家ゴッホです。オランダのヴァン・ゴッホ美術館とクレラー・ミュラー美術館、二か所からの出展とあって、オランダ留学していた筆者にとっては、懐かしい絵ばかり。一回で強烈な印象を受ける絵もあれば、何回も観て、やっと良さが感じらる絵もある。特に若いころの作品で「ジャガイモを食べる人々」のような黒々として、とても人気が出そうにない油絵や、グルグルと鉛筆を回して立体を起こすように描かれたデッサンなど、なかなか見ごたえがあるのです。クレラー・ミュラーへは一度、極寒の十二月、白銀の世界をバスに乗って観に行った思い出があります。絵の記憶、辺りの景色、息をのむ静けさ。帰りのバスあるかな、という不安。そんないろいろな感情が入り混じって、ゴッホへの尊敬の念も一段と深まったのでありました。もちろん、おすすめのゴッホ展。コロナ禍につき空いた時間を狙って訪れてみてはいかがでしょう。