発表会まであと3週間。だんだんレッスンにも緊張感が出てきました。「発表会まであと何日?」「今の演奏は良かったけど、もっと良くなる?」「今の演奏は何点だと思う?」本番を意識した言葉に変わっていきます。ご紹介するのはアイちゃんとレンくんです。昨年に続いて兄弟揃っての発表会です。それぞれソロを1曲と連弾を1曲練習中で、連弾はロシアピアノスクールから「森の中の少女」を選びました。哀愁を帯びた美しいメロディーです。ロシアピアノスクールの中には日本の幼児向け教本では聴くことがない豊かな心情が描かれていて、子供達は音楽を通して様々な感情を体験します。連弾ではお姉さんのアイちゃんが弾き始めの合図を出して伴奏します。レン君はその伴奏に乗って気持ち良さそうに両手で一本のメロディーを紡いでいきます。家が近いので、2人だけでレッスンに来ることも多く、帰り道では横断歩道でいつもアイちゃんがレンくんの手を握ります。仲良し兄弟の息の合った演奏を期待しましょう。