「ショパンコンクール In アジア」の準備のために、新しく楽譜を購入しました。今年は高学年生達がチャレンジすることになりました。世界的ピアニスト、ツィメルマンを育てた先生として有名なヤシンスキ教授が監修したポーランドの小曲が集められています。遅いテンポの曲、速いテンポの曲がバランス良く配置されていて、マズルカやポロネーズの他にタランテラ、メヌエット、コルトダンスなど舞曲のスタイルも豊富です。ポーランド的な情感を若いうちから体験できる素晴しい内容になっています。ショパンの音楽はいまでも世界中を魅了して止みませんが、私もショパンを初めて弾いた時には、これまでに感じたことがない憂鬱な雰囲気とピアノの響きの華やかさに感激したものです。子供達にもショパンのエスプリを感じて欲しい。とは言え、ショパンの曲は難易度が高くそう簡単にはいきません。「ポーランド小品集」には子供たちにも手が届きそうな良曲が多く収められています。ショパンコンクールを受ける目的だけではなく、日頃のレッスンの課題にも取り入れたいと思います。以下、収録曲です。
1.ポロネーズ(オギンスキ)
2.マズルカ(オギンスキ)
3.コルトダンス(マリア・シマノフスカ)
4.ガドリーユ(マリア・シマノフスカ)
5.ポロネーズ(マリア・シマノフスカ)
6.ポーランド舞曲(マリア・シマノフスカ)
7.ショパン風マズルカ(クログルスキ)
8.ポロネーズ(モニウシュコ)
9.受け答え(レシュテツキ)
10.ロマンス(レシュテツキ)
11.メロディー(ザレンプスキ)
12.タランテラ(モシュコフスキ)
13.メヌエット(モシュコフスキ)
14.古風に(スタトコフスキ)
15.クラコヴィアク(カロル・シマノフスキ)