大型台風は福岡をかすめて通り過ぎ、もやもやした空気が取り残されたままの7月中旬。梅雨明けまで後一息ですね。この日も雨がしとしと、と思いきや、開演一時間前に土砂降りの雨が。そんな中でも、第二回《めんたいワルツ》には多彩な顔ぶれが集結。13名の出演者と15名のお客様をお迎えしました。プログラムに目を通すと、バロック〜古典〜ロマン派のクラシックから、演奏者オリジナルアレンジによる曲やクラリネットとピアノのデュオなど多彩な演目が彩りを添えました。一枚目の写真はエルガー作曲「愛の挨拶」を演奏された方。結婚式用の十八番だそうでが、大変素敵な演奏でした。
《めんたいワルツ》にはピアノ以外の楽器でもエントリーできます。こちらの女性はヴィオラで登場。大人になって始めた楽器で音が鳴りだすのに一年、曲らしいものが弾けるようになるのに三年かかったそうです。自分の音を見つけるのに一途になれる楽器だとか。そんな彼女ですが、ピアノでもかなりの実力者です。ピアノではバッハのフランス組曲4番よりアルマンドとジーク、ヴィオラではテレマンのヴィオラ協奏曲を弾いて下さいました。
白髪がカッコイイこちらの方はブルース「ディープリバー」を熱演。独学でピアノを弾き始めたそうで、どうやら色々なジャンルの曲を自分らしく弾く達人のようです。口ずさむような独特なスタイルは、演奏する後ろ姿もとても素敵なのです。この味は誰にも真似出来ません。ほんとに皆さん素晴らしくて、全部ご紹介したいくらいです。
13名の出演者のうち6名が初エントリーでした。第一回の時に顔を合わせたメンバー達はすっかり打ち解けた様子で、開場は和気あいあいと音楽の輪が広がっていきます。見学だけでも楽しめる気軽なコンサートですから、是非一度遊びにきて下さい。今日も美味しいコーヒーとお菓子を出して下さったベニールカフェさん、有り難うございました。