2013/11/22
今日は5歳の男の子、ユウ君のレッスンをご紹介します。楽しい事が大好きなユウ君は、レッスン中あちらこちらに気が散って、なかなかピアノの前に座れない日が続いていました。でも、集中したときには、一回で覚える力があります。その力を生かして、なるべく気が向くように、あの手この手で聴音と譜読みのトレーニングを進めていました。そして迎えた前回のレッスンで、見事に「蝶々」と「ヘンゼルとグレーテル」を演奏したのです。気になっていたレッスン態度も申し分なし。 「今日のピアノはサイコーだったな〜!」意気揚々と帰っていったユウ君(5歳)は、 果たして今日もサイコーのピアノを聴かせてくれるのでしょうか? 部屋に入ったユウ君は、真っ先にピアノに向かいます。 (よし!このまま一気に流れに乗せるぞ。) 「簡単だよ〜、こんなのも出来るんだよね、僕」 前回絶好調だった聴音を次々に片付けます。 (うん。今日も冴えている、この調子だ!) そして譜読みの練習とテクニックの練習を経由して、今日の本命、新曲「ロシアの歌」へ突入。 (まさか、一回で出来る事はあるまい。) ところが、この日のユウ君は見事に新曲を一回で弾き上げたのでした。 「とても良かったから合格だよ」 「ご、合格!」と、ユウ君は目を輝かせて喜んでいました。 今日もサイコーのピアノでした。 初めてのレッスンから3ヶ月。これで、ユウ君もレッスンの軌道に乗る事が出来たようです。レッスンメニューの中ではカスタネットとピアノの合奏が特にお気に入りの様子。出来たらすぐにロールチェンジします。ビート感が身に付くので、とてもいい練習だと思いますよ。 さあ、12月のクリスマス会ではどんな演奏を聴かせてくれるのだろう。